尿漏れ・頻尿に効果的なセルフケア

- update更新日 : 2024年01月24日
folderブログlabel尿漏れ頻尿
トイレ
  • 「せきやくしゃみ、重いものを持ったときに尿漏れしてしまう」
  • 「出産後に急に尿漏れが気になるようになった」
  • 「トイレが最近近くなった」

このように、意図せず起こる尿漏れ頻尿は中高年から増える症状です。いつ起こるかわからないので、尿漏れや頻尿に対する不安からストレスを感じでしまう方も少なくありません。

そこで本記事では、尿漏れや頻尿の原因ご自宅でできるセルフケア法についてお伝えします。簡単に行えるので、尿漏れにお悩みの方はぜひ参考になさってください。

尿漏れのタイプ

トイレ

尿漏れとは、自分の意思に反して尿が漏れてしまうことと定義づけられています。高齢者特有の症状と思われがちですが、40歳以上の女性の約4割以上が尿漏れを経験しているという結果からもわかるように、誰にでも起こりうるものです。

 日本泌尿器科学会では、尿漏れの分類を以下のように細かく分けています。

①腹圧性尿失禁

からだ・男・女

排尿は尿道括約筋という筋肉が緩まることでと起こります。尿の通り道を水道で例えると蛇口のような働きをしていますが、この締まりに影響する骨盤底筋群をはじめとした筋肉が衰えることにより、お腹に力が入ったときに漏れてしまいます。

女性の尿失禁の場合、加齢や妊娠がきっかけで起こることが最も多いです。

切迫性尿失禁

トイレ

急に排尿したくなり、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。過活動膀胱など、多くの場合は特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮し、尿意切迫感や尿失禁に至ってしまいます。

脳血管障害などにより脳からの指令がうまく受け取れなくなる場合や、男性であれば前立腺肥大症によるもの、女性では膀胱瘤や子宮脱などの骨盤臓器脱が原因となるケースもしばしばです。

溢流性尿失禁

膀胱

自分の力で尿を出すのが困難で、でも尿は少しずつ漏れ出てしまうというのが溢流性尿失禁です。男性に多く、伴ってみられる症状としては排尿障害があります。

機能性尿失禁

トイレ

排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下認知症が原因で起こる尿失禁です。


このように、さまざまな原因によって尿漏れは起こると考えられています。一方、尿漏れの根本原因は身体の水分代謝を司る腎の働きが関係しているというのが東洋医学の考えです。

東洋医学が考える尿漏れや頻尿の原因

東洋医学・説明

東洋医学でいうところのとは、現代医学的な腎臓の働きそのものを指すわけではありません。腎とは、先天の気(人が生まれながらにして持って生まれた気)を蔵し、これらは精気として全身を巡り生命の源となります。

また、腎は膀胱とともに尿の排せつ作業を行うのも特徴です。腎の機能が低下すると老化が進むといわれており、腎が弱ると泌尿器だけでなく、耳や生殖器、骨()、毛髪などにも影響が出てきます。

ほかにも、顔だけが火照ってしまう冷えのぼせや足のむくみ、げっぷやあくびがよく出る、唾液の量が増えるあるいは出にくい、呼吸が浅い、といった不調も腎の弱りから起こる症状のひとつです。

反対に、このような症状が良くなることで、悩みの種である尿漏れの症状も改善されることがあります。つまり、症状の出ている部分だけでなく、身体全体をみていく東洋医学的なアプローチこそが根本改善への近道なのです。

自宅で簡単!尿漏れのセルフケア

運動・男性

体質改善としては、まず腎の働きを向上させていくことが最優先となります。しかしそれと同時に、骨盤底筋群はどこでもできる簡単なセルフケアにより、いつでもトレーニングすることが可能です。

一般的には、スクワット運動体感トレーニングなども、とても効果があるといわれています。ただし、これらは習慣づけるまでに時間がかかったり、無理な姿勢で続けると必要でない筋肉が疲労したりして、良い結果が得られにくい場合があるため注意が必要です。

そこで、これらの運動よりもっと簡単で、場所を選ばずにできるセルフケア法をご紹介します。その方法とは、スイッチトレーニングといい、簡単に説明するとお尻に力を入れることです。

運動

尾骨を触りながら、その辺りに力が入るように下腹を締めていきましょう。最初は5秒間締めて5秒間緩める、慣れてくれば10秒間締めて10秒間緩めるというように、同じ秒数で緊張とリラックスの状態をくり返していき、より長く緩急を保てるように維持していきます。

内臓下垂によって膀胱が圧迫され、尿を溜めておく容量そのものが小さくなるために頻尿に悩まされている方も、この方法はたいへん有効です。家事をしながら、デスクワークの合間に、寝ながら、歩きながらと、どんな姿勢や状態でも簡単にトライすることができます。ぜひ日常のスキマ時間に試してみてください。

おわりに

鏡を見る女性

尿漏れの症状は、病院に通ったり投薬をしたりしてもなかなか改善されないという声がよく聞かれます。実際に、そのようなお客様が当店にもたくさんいらっしゃっているのが現状です。

同じような尿漏れの症状でお悩みでも、当店で改善された例がたくさんありますので、まずはお気軽にご相談ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。