スポーツ障害について

スポーツ障害

スポーツにはケガや故障といったスポーツ障害がつきものです。実際、ケガによる痛みや身体の動かしづらさに悩むアスリートは少なくありません。

常に最高のパフォーマンスを行うには、ケガの予防やアフターケアが重要です。そこで今回は、東洋医学の視点からスポーツ障害について詳しく解説していきます。

【動画解説】スポーツ鍼灸について

※施術効果には個人差があります。

スポーツ障害とは?

施術

まずはじめに、スポーツ障害とは何なのかをお伝えしていきます。スポーツ障害とは「同一動作のくり返しによって生じる痛みを主訴とする損傷のことであり、Over Use(オーバーユース:使い過ぎ)がその原因である」と定義されています。

簡単に言うと「スポーツを行い、特定の部位を使いすぎたことによって筋肉やその周辺に生じた痛みの総称」だと思っていただければわかりやすいかと思います。

スポーツ障害の主な種類

サッカー

身体のさまざまな部位に起こる主なスポーツ障害のひとつとして、疲労骨折が挙げられます。上半身に多いのは野球肩テニス肘(上腕骨外側上顆炎)ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)などが多いです。

下半身に起こりやすいのはランナー膝(腸脛靭帯炎)ジャンパー膝(膝蓋腱炎、膝蓋靭帯炎、大腿四頭筋腱付着部炎)アキレス腱周囲炎足底腱膜炎などがあります。これらは名称に表れているものもあるように、競技の種類によって発症しやすいものが異なります。

スポーツ障害を予防するためには?

スポーツ障害を予防するためには、以下の3つに気をつけましょう。

①適切な運動量で運動を行う

エクササイズ

近年、幼少期からスポーツを始め、オーバーワークをさせる指導法が目立つようになりました。子どもの頃はまだ、筋肉や関節などが不安定な時期です。その時期に過度なトレーニングを行うと、身体に必要以上の負荷がかかってしまうためケガにつながります。

これは大人になってからも言えることで、久しぶりの運動で現役時代同様の運動を行ってしまうと、負荷がかかりすぎるのでケガが起こりやすくなります。「運動会の親子リレーで久しぶりに走ったお父さんがケガをする」というケースがまさによい例です。

②筋肉のバランスをとるようにする

筋トレ

スポーツによっては左右非対称に筋肉がついてしまうスポーツもあるでしょう。例えば、野球は右投げ右打ちなど、片方の動きを練習の段階からくり返し行うことが多いです。

利き手、利き足もあるのでなかなかバランスが取りにくいとは思いますが、ケガを予防するためにもストレッチなどをしっかり行って使用した筋肉をケアすることを心がけましょう。また、筋力トレーニングを行って足りていない筋肉を補うのもひとつの手だと思います。

③親や指導者がしっかりと管理してあげる

コーチ

子どもの場合、まだ判断の良し悪しを自分でつけられないものです。自主練などをやりすぎている場合、ストップをかけてあげるのも大人の役目だと思います。

運動後のストレッチなどのケアも「いい成績を残すため」などと言葉を駆使しながら、習慣化につなげてあげることが一番望ましい形でしょう。

西洋医学でのスポーツ障害の対応

病院

西洋医学の場合、整形外科を受診することが一般的です。症状や程度によって方法は異なりますが、筋肉的な症状であれば痛む部位に超音波などを当てて回復を早める処置を行うのが基本となります。

また、理学療法士などの指導や施術のもと、損傷部位の動きが悪くならないように徒手療法等でリハビリを行い、競技や生活への復帰を目指すのが一連の流れになります。

東洋医学でのスポーツ障害の施術例

東洋医学・五臓

東洋医学は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と呼ばれる5つのグループ分けを行い、どこに原因があるのかを判別します。東洋医学の場合、痛みのある部分だけを改善させるというより、その原因の元となっているものを改善させていくことが鉄則です。

例えば大きな木があったとして、枝が枯れていれば枝の先だけ良くするのではなく木の幹から修復する、つまり根本から改善させていくイメージとなります。筋肉の症状なのか関節の症状なのか、はたまた靭帯の症状なのかというところももちろんみていきますが、大切なのはそこだけではありません。

ほかにも睡眠の状態や食欲、便通の状態によっても判別の仕方は変わってきます。少しだけ例を出すと筋肉の症状であれば肝、関節に水が溜まっているような状況であれば脾の機能を改善させる施術を行うことが多いです。

整体

しかし、同じスポーツ障害であっても、人により症状は異なります。そのため、当店では脈をみたり、お腹を触ったりしてお身体の状態を判別します。なので同じ症状であっても、脈の状態によって施術するポイントが変わることもしばしばです。

このように東洋医学の鍼灸は、症状の原因を的確に判断して施術を行っていきます。

おわりに

野球

本日はスポーツ障害についてお伝えしました。

今回の記事をお読みになった方で、長年痛みに耐えながらスポーツを行っている方、病院に行ってもすぐ痛みが再発してしまう方は、もしかすると体質に問題があるのかもしれません。

東洋医学では、こうした体質を改善させる施術も行っています。運動の際に痛みがあると、思いっきり動くことができずに精神的にも肉体的にもストレスがかかることでしょう。そのような方はぜひ一度、東洋医学専門の鍼灸院の門を叩いてみてはいかがでしょうか。もちろん当店、当グループでもお待ちいたしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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