自律神経失調症を改善するには?
病気というほどでもないけれど、本調子ではない、なんとなくダルい…そんな症状をお持ちの方も多いのではないでしょうか。このような症状はいわゆる「自律神経失調症」であり、放っておくと日常生活にも影響を及ぼしてしまいます。
人間であるかぎり、毎日100%の体調を維持するのは難しいものの、あまりにもダルさやスッキリとしない毎日が続くと、何をするにも辛く、負担を感じてしまいます。
こちらでは自律神経失調症の原因と東洋医学の観点から「どうしたら改善するのか」についてお伝えしていきます。なかなか自律神経失調症が改善しなくて困っているという方はぜひご覧くださいね。
【動画解説】自律神経失調症でお困りの方へ
※施術効果には個人差があります。
自律神経とは?
自律神経失調症についてご説明する前に、まずは私たちの体で大切な役割をしている「自律神経」とはどういったものなのかについて詳しくみていきましょう。
自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない神経のことをいいます。
夏の猛暑日には自然と「暑い」と感じ汗をかきますし、心臓を動かして全身に血液を行き渡らせるのも自律神経の役割です。つまり、私たちが生きるために必要な作業を本能的におこなってくれているのですね。
自律神経失調症とはどんな症状?
自律神経失調症とは、なんらかの原因で自律神経が乱れてしまっている状態のことです。
目立った症状がなくても倦怠感ややる気が起こらない、なんとなく体の調子が悪いといった状態であれば自律神経失調症を疑った方が良いのかもしれません。
自律神経失調症を発症すると以下のような症状がみられます。
- 頭痛
- めまい
- 微熱
- 不眠
- 冷え
- 嘔吐
- 何をするにもやる気が起こらない
- すぐにイライラしてしまう
- 頭がズキズキ痛む
- 肩や腰が痛く重だるい
これらの症状の中で一つでも当てはまるものがある場合には、自律神経失調症もしくは自律神経の乱れが起こっている可能性があります。
ちなみに、「自律神経失調症」という症状は病気かもしれないと検査したにもかかわらず、ハッキリした原因がわからない時に「とりあえずつける病名」という説も存在します。
自律神経失調症かも?と思ったら、体に何が起こっているのか、体が何に対してSOSを出しているのか、根本的なところにまで向き合うことが大切ですね。
自律神経失調症の原因は「気血の巡りの悪さ」
自律神経失調症は自律神経の乱れによって引き起こされますが、実は西洋医学ではハッキリとした原因が分かっていない現状があります。
そういった現状から、精神安定剤や自律神経失調製剤、ビタミン剤などの一時的な対症療法でしか対応することができていないため、根本的に症状を改善できている人は少ないと言われています。
しかし、東洋医学では自律神経失調症の原因を「気血の巡りの悪さ」と考えており、気血の巡りを良くすることによって体全体が快適に整います。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」が存在していますが、東洋医学ではそれぞれ「陽」と「陰」と呼んでいます。
陽と陰のバランスが保たれていると体調が良く快適な毎日を送ることができますが、バランスが崩れているとあらゆる症状が現れてしまいます。このバランスを整えるのに有効とされるのが鍼やお灸なのです。
私たちの体には気血を通す経絡(けいらく)と呼ばれる管が通っていますが、これは体内の五臓六腑に通じています。
この経絡と五臓六腑を繋ぐ点、いわゆるツボを刺激することで気血の巡りを良くすることができます。
自律神経失調症だけではなく、原因不明の病気や症状に対しても東洋医学なら、体全体や深層部にまで注目して症状を緩和することが可能です。
東洋医学の「脈診流」とは?
東洋医学は西洋医学とは全く違う観点を持っており、体のあらゆる不調は「気や血の巡りの悪さと考えられています。
西洋医学では薬や注射、点滴などを用いて治療を行いますが、東洋医学では私たちが本来持っている自然治癒力や体の外側から鍼やお灸を使ってアプローチするという方法が主流です。
当店は東洋医学に欠かせない脈診流を用いて鍼灸をおこないます。
脈診流とは指先の感覚をとぎすませて、気や血の通り道である経絡のどこに異常があるのかを探し当てる施術方法です。東洋医学では気や血の巡りが悪いことによって様々な症状が発生すると考えられているため、どこに鍼やお灸を指すかという点はとても重要なのです。
体内において「脈」は体の状態を確かめるのに非常に重要なものとされているため、脈をしっかりとみることによって適切なアプローチ方法がわかります。
自律神経失調症を改善して快適な毎日を目指そう
なんとなく本調子ではないという日が続くと憂鬱な気持ちになってしまいますし、体の不調から精神的な疾患につながることも珍しくありません。
当店では国家資格を持った施術師が脈の状態を確認し、体の細部にまで向き合います。
ダラダラと効果のない通院を続けさせることは決してさせませんので、どんなに些細なことでも一度ご相談くださいね。