不快な寝汗の症状は鍼灸で改善!
「寝ている間にビッショリと汗をかく」そのような不快な夜を過ごしたことがある方も多いのではないでしょうか。人間は寝ている間に約350mlの汗をかくと言われていますが、寝汗で悩まれている方の多くはこの数値を大きく上回っている現状があります。
もちろん熱がある時や体調が悪い時には体が戦っている状態なので、普段よりも多く発汗するのが普通です。しかし、目立った不調もないのにやたらと寝汗が多いという場合には何か別の原因があるかもしれません。
こちらではなぜ寝汗を多くかいてしまうのか、本当の原因と対策法についてお伝えしています。
【動画解説】寝汗でお困りの方は東洋医学で改善
※施術効果には個人差があります。
寝汗はどんな症状?
寝汗とはその名の通り「寝ている間にかく汗」のことを言います。
人間は寝ている間にコップ1杯分(350ml)ほどの汗をかくのが通常ですが、風邪をひいた時や体調の悪い時などはもっと多くの汗をかく場合があります。また、外の気温が高い時や蒸し暑い時、ストレスがあってなかなか寝付けない時なども寝汗が多くなります。
しかし、これらの要因が特に見当たらないにも関わらず日常的に多くの寝汗をかくという場合には対策が必要です。
寝汗をかくことによって以下のように日常生活や精神的ストレスにもつながることがありますので、早めに対策をして寝汗から解放されたいものですね。
- パジャマを毎日洗濯しないといけない
- 出かける前に肌着まで着替えなければいけない
- シーツを欠かさず干さなければならない
寝汗がひどいと日常的にこのような作業をおこなわなくてはならず、本来必要ない作業が追加されるだけで時間的な余裕が失われストレスに感じる方もいらっしゃいます。
そもそも寝汗の役割は、体内にこもっている熱を体外へ逃がす作用や悪夢を見たときの生理現象と考えられています。また、肺結核、気管支炎、自律神経失調症などの疾患を患っている場合は寝汗をかきやすい傾向にあります。
慢性的な寝汗にお悩みの方はこういった要因がないにも関わらず就寝中に着替えが必要になるほどなので、熟睡を妨げられたり、冬期の着替えにより風邪をひいてしまうリスクも考えられます。
寝汗の原因は「腎陰虚証(じんいんきょしょう)」
西洋医学では寝汗の原因を甲状腺の異常と考えることが多いです。しかし、寝汗に悩む多くの方は就寝中以外には異常な汗の量は見られない、検査をしても体に異常がないというような特徴を持っています。
このような結果から結局「原因不明」と診断されることが多く、よく分からないままに対症療法的な治療をスタートされてしまうというケースが多く見られます。
一方、東洋医学では寝汗の原因を腎陰虚証と呼ばれる病態にあると考えています。東洋医学では寝汗のことを「盗汗(とうかん)」とも呼び、腎陰虚証が原因で寝汗をかいている人の多くは痩せ型の人やお年寄りです。
腎隠虚症とは?
腎隠虚症とは、体内の「陰」が不足し熱がこもりやすくなっている症状のことを指します。
私たちの体には腎臓や肝臓など体を健康に保つのに必要不可欠な臓器が多く存在していますが、この中の「腎」の内部にある「陰」のパワーが足りなくなることによって寝汗が必要以上に出てしまうのです。
陰が不足する原因としては主に以下が挙げられます。
- 虚弱体質
- 慢性病
- 刺激物の過剰摂取
- 寝不足やストレス
- 下痢嘔吐
体質や生活習慣を改善することにより寝汗を通常の量に戻すことは可能ですが、長年続けてきた生活リズムを変えることは案外難しいものです。
また、仕事や育児などで多忙な場合には生活リズムを改善したくても難しい場合があり、自力で寝汗を改善するのは厳しいかもしれません。
東洋医学による「五臓六腑」の考え方
東洋はり灸院では自力で寝汗を改善することが困難な方のために、鍼灸を用いて症状の改善をおこないます。その時に五臓六腑の考え方を要としているため、こちらで詳しくご説明します。
五臓六腑とは?
私たちの体は数多くの臓器で形成されており、それら一つでも不具合が起こると不快な症状として現れます。
- 肝臓の「肝」
- 心臓の「心」
- 胃腸系の「脾」
- 呼吸器系の「肺」
- 腎臓系の「腎」
これらを体内の中でも代表的な臓器としてみなし、弱っている箇所を改善したり、機能を高めるために鍼灸を用いてアプローチをおこないます。
東洋はり灸院は全国にある鍼灸院の中でわずか2%の鍼灸師しか扱えないといわれる高度な鍼灸技術、経絡治療(けいらくちりょう)を用いて施術を行います。
経絡治療を行うことで体内の臓器の不調やエラーを改善し、根本改善を目指すことが可能です。一般的な鍼灸院にはない、的確な原因診断と効果的な施術をぜひご体感ください。
寝汗を改善して快適な毎日を目指そう
毎日パジャマや寝具がビショビショになるほどに寝汗をかいてしまうとなれば、不快感極まりないですしお洗濯も大変ですよね。
寝汗は西洋医学では原因不明とされることが大半ですが、東洋医学では腎隠虚症が原因と考えられています。この腎隠虚症を改善するためには鍼灸施術が効果的ですので、もし少しでも気になる症状がある方はぜひ当院へご相談ください。