メニエール病について
- 「10分〜半日程度めまいが続き、これをくり返している」
- 「耳鳴りや難聴に悩まされている」
この2つに当てはまる場合、メニエール病を発症している可能性が非常に高いです。めまいが起こると吐き気や聴覚異常を伴うため、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
東洋医学の鍼灸なら、身体に負担のかからない施術でメニエール病の改善が可能です。ここでは東洋医学の視点から、メニエール病の原因や改善法を解説しています。長引くめまいにお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。
【動画解説】メニエール病でお悩みの方へ
メニエール病を改善された男性へインタビュー
※施術効果には個人差があります。
めまいや難聴はメニエール病のサイン!
メニエール病は、グルグル回るめまいが長期間にわたってくり返されます。その際、難聴や耳鳴りといった聴覚異常を伴うのが特徴です。フランス人医師であるプロスペル・メニエール氏が発見した内耳性疾患であることから、その名がつけられました。
メニエール病のめまいは10分〜半日程度でおさまりますが、週に数回から年に数回と発作が起こる頻度は人によりさまざまです。発症比率は女性の方がやや高く、30〜40代がもっとも発症しやすい傾向にあります。聴覚症状は片耳に起こるのが一般的ですが、症状が進行すると両耳に起こるリスクも高まるため、早めの対処が重要です。
メニエール病の主な症状
メニエール病には以下の4つの特徴的な症状があります。
- ぐるぐる回転しているようなめまい
- 低い音が特に聞きとりにくくなる難聴
- ブーンといった音が聞こえる耳鳴り
- 耳がこもったように感じる閉塞感
これらの症状が起こると、吐き気がしたり嘔吐したりと、仕事や日常生活にも影響を及ぼします。しかし脳の病気のように、体の麻痺や言語障害などの症状は起こりません。メニエール病は初期の段階で対処をすれば、早期改善が可能な病気です。症状が進行する前に、ぜひ東洋医学の門をたたいてみてください。
東洋医学が捉えるメニエール病の原因
わたしたちの身体は、内耳にある三半規管の管に流れるリンパ液から回転などの動きを感じとっています。また、カタツムリのような形をした器官である蝸牛は、音を感じるセンサーのような役割を担っています。何らかの原因でこのリンパ液の量が増え、三半規管や蝸牛が圧迫されて起こるのがメニエール病のメカニズムです。
メニエール病は働き盛りの年代に多く見られることから、ストレスや疲れが要因として挙げられています。しかし残念ながら、現代医学においてメニエール病の原因は解明されていません。
一方、東洋医学ではメニエール病は「眩暈(げんうん)」の一種と考えます。
眩暈とはめまいのことですが、眩暈が起こる背景は貧血や精力減退、身体に熱がこもるなど人によりさまざまです。東洋医学では人によって異なるこの原因を究明し、メニエール病を改善へ導きます。
東洋医学の鍼灸でリンパにアプローチ
東洋医学は「森を見て木を治す」といわれる医学です。これは身体の一部分だけでなく、全身を診て診断することから由来しています。つまり、メニエール病のめまいだからといって耳だけを診るのではなく、全身を診て一人ひとりの体質まで見極めて原因を究明します。
耳鳴りやめまいの原因を突き止める四診法
東洋医学では原因を正確に特定するために、四診法(ししんほう)と呼ばれるカウンセリングを行っています。四診法は五感を使った東洋医学の伝統的な診断法で、顔色や呼吸、脈、舌の状態などを診てあらゆる病変を見逃しません。原因がわかればそれを取り除くだけなので、原因不明といわれていたメニエール病でももちろん改善が可能です。
鍼灸でメニエール病以外の不調も改善する理由
東洋医学の鍼灸は、身体にあるツボと気血の通り道である経絡に働きかける経絡治療を行います。経絡と臓腑は互いに影響し合っており、ツボに鍼やお灸で刺激を与えることでその経絡とつながっている臓腑の不調が改善されます。
メニエール病にお悩みの方は、めまい以外にも血圧の異常や鼻炎、ドライアイなどの症状を抱えている方が多いです。鍼灸施術なら、臓腑にアプローチしてリンパの流れを促すため、これらの不調も一緒に改善することができます。メニエール病だけでなく、全身の状態をよくできるのが東洋医学の鍼灸の強みなのです。
メニエール病を改善してストレスのない毎日へ!
メニエール病はめまいの他に、耳鳴りや難聴など事前の発作も心配な病気です。薬を飲んでも治らないと不安で、なす術がないと肩を落とす方もたくさんいらっしゃいます。
東洋医学の鍼灸であれば、メニエール病の真の原因を捉え、改善へ導くことが可能です。長引くめまいや耳の不調にお悩みの方は、ぜひ東洋はり灸院までお気軽にご連絡ください。メニエール病を克服して、めまいのない快適な毎日を取り戻しましょう!