便秘について
体の不調としてよく挙げられる便秘。排便の回数が少ないこと、便通の状態に異常があることを便秘と呼ぶことが多いのですが、実際に明確な定義はありません。日本内科学会では、「3日以上排便がない」「毎日排便があっても残便感がある」状態を便秘としています。
実際、便秘症状に悩んでいる人は多く、日本人女性の2人に1人が便秘であることが報告されています。そんな身近な症状であるため、便秘になっても放置してしまう方が多く、症状の悪化や慢性化してしまう場合も。お腹の痛みや不快感だけではなく、頭痛や肩こり、生理痛、冷え性などの症状を引き起こすこともあり、積極的に解消していく必要があります。
これからご紹介する東洋医学の薬に頼らない方法で、自然な体質改善を心がけましょう。
【動画解説】便秘の時は鍼灸をしたほうがいい？
※施術効果には個人差があります。
東洋医学からみる便秘とは
東洋医学において、便秘はお風呂の栓が抜けない状態に例えられます。清潔で新しいお湯に入れ替えることが出来ず、汚れたお湯がどんどん溜まってしまうのです。実際、便は食事からとりこまれる農薬や添加物などの「毒」や、体内に必要のない「廃棄物」であり、便秘はそれらを体内にため込んだままにしている状態と言えるのです。このように体内のイメージをすると、早く解消したいと思えるはずです。
当店では東洋医学による「体内循環を整えるための鍼灸施術」と「お通じを促すためのお茶や漢方」により、薬に頼らないで体内の毒を抜くことのできる体づくりを目指していきます。
当店の鍼灸施術について
東洋医学の伝統的な施術方法として知られる鍼灸。内臓の機能性を上げることを得意とする鍼灸によってツボを刺激していきます。施術により体内の循環機能と消化器機能が整い、正常に働くようになることで便の排出を促し、便秘の解消を目指します。
鍼灸院の中にはマッサージや整体などの慰安行為を行う店舗もありますが、当店は東洋医学専門・鍼灸専門の鍼灸院として鍼灸のみの施術を徹底しており、慰安行為は行いません。
お客様の不調ととことん向き合い、施術するスタッフは全員国家資格保有者のプロフェッショナル。全身をつなぐ経路と呼ばれるツボの道に鍼灸でアプローチしていく「経路治療」を扱っており、この施術方法は全国の鍼灸院の約２％しか扱えない最高峰の技術です。難易度が高い分効果も出やすいとされ、一時的な症状の緩和ではなく、根本的な改善を目指します。
鍼とお灸
鍼灸は「痛そう…」「熱そう…」といったイメージを持たれる方も多く、敬遠されてしまうことも多いのですが、当店の鍼は髪の毛や注射針よりも細いものを採用し痛みを軽減。鍼を刺しっぱなしにしないのも特徴のひとつです。このような工夫により、お子さまでも安心して鍼の施術を受けることができます。
お灸で使うもぐさは国産のものを使い、熱さをやわらげほんのり温かく感じるように施術していきます。刺激が少ないので、初めての方や恐怖心のある方にもおすすめです。
四診法（ししんほう）
また、当店では五感を使って不調の原因を把握するカウンセリング「四診法」を採用。脈診、腹診などにより、症状があるところだけではなく全身の様子から不調を見ていきます。
生活環境に関するアドバイスをすることもあり、トータルケアとしてとことん体の不調と向き合います。不安に思うことや、気になる症状がある場合は、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
効果的なお茶と漢方
鍼灸施術とあわせて、積極的に生活に取り入れていただきたいのがお茶や漢方です。便秘体質の改善に有効とされるものをいくつかご紹介しますので、飲みやすさや効果などを確認しながら、ぜひお試しください。便秘薬とは異なり、自然な効き目により体内から作用していきますよ。
お茶
- ハブ茶
漢方
- 代用甘草湯（だいおうかんぞうとう）
- 桃核承気湯（とうかくじょうきとう）
- 通導散 (つうどうさん)
また、日々の食生活や生活を見直すことが体質改善には必要不可欠です。食物繊維を多く含む食材や発酵食品、水分を取ること、また適度な運動や睡眠時間の確保など、積極的に生活も見直しましょう。
便秘を改善して快適な日々を
便秘は腹痛やお腹の不快感だけでなく、頭痛や生理痛などの症状も引き起こす引き金となってしまうことのある体の不調です。たかが便秘、されど便秘…。体内に毒をため込まず綺麗な状態に保つためにも、症状がある場合は放置をせずに適切な治療を受けましょう。
特に便秘が慢性化してしまっている人、便秘薬を手放せない人は東洋医学の施術がおすすめです。根本的な体質改善を図りましょう。
便秘の症状にお悩みならぜひ当店にご相談ください。国家資格を持つ鍼灸師があなたの不調に向き合い、根本からの改善をサポートいたします。
