唾液過多症について

朝の体調不良・女性
  • 「唾液が多くてツライ」
  • 「唾が気持ち悪い」

こうした唾液に関するお悩みはありませんか?唾液は本来、自分の意思と関係なく出るもので、意識することはほとんどありません。しかし、唾液の量が増えたと感じる唾液過多症になると、食事や日常生活が困難になります。

原因不明と診断されることの多い唾液過多症ですが、東洋医学の鍼灸であれば症状の改善が可能です。ここでは東洋医学の視点から、唾液過多症の原因や改善方法を詳しく解説していきます。

【動画解説】東洋医学による唾液過多症の改善点

※施術効果には個人差があります。

唾液分泌の機能とメカニズム

唾液腺

唾液は大唾液腺小唾液腺2種類から分泌され、これらは以下の2つの機能があります。ひとつは外分泌といわれる、口の中に出てくる唾液です。この外分泌唾液腺の細胞は、毛細血管から栄養をもらって唾液をつくり出しています。

もうひとつは内分泌といわれる、血液中に放出されるものです。内分泌唾液腺は、唾液のもつホルモンを全身に行き渡らせる重要な役割を担っています。これらの唾液は1日約1.5リットル分泌され、わたしたちの口腔内の健康を守っています。

唾液の種類

唾液

唾液はサラサラ唾液ネバネバ唾液2種類あり、状況により性上が異なります。簡単に説明すると、サラサラ唾液はリラックスしているとき、ネバネバ唾液は緊張状態のときに出る唾液です。

食事を例にとると、ゆっくり食べるとサラサラ唾液、急いで食べるとネバネバ唾液が出ます。緊張状態は身体に負担がかかるため、唾液はできるだけサラサラ唾液の分泌が望ましいでしょう。唾液が減ると嚥下障害口腔内トラブルを招く恐れがあるため、適切な量が分泌されていることが大切です。

唾液過多症とは

吐き気

唾液過多症とは名前の通り、唾液がたくさん出ているように感じる病気を指します。しかし気をつけたいのは、本当に唾液の量が増えているわけではないということです。この状態を仮性唾液過多症といいます。

ほとんどの場合が、唾液が減少して飲み込む力である嚥下機能が低下し、唾液が飲み込めなくなることで起こります。これを唾液が増えたと錯覚してしまうのです。症状が長引くと、食事のストレスからうつなどの症状を併発する恐れもあります。違和感を覚えたら、早めの対処が肝心です。

唾液過多症の主な症状

吐き気

唾液過多症は唾液量が増えたと感じるほかに、

  • 嚥下障害(唾や食べ物が飲み込みにくい)
  • 唾を気持ち悪く感じる
  • 泡状の唾液が出る

といった症状が見られることがあります。

唾液のトラブルは耳鼻科や口腔外科への受診が一般的ですが、検査をしても原因不明と診断されることがままあります。これは、唾液過多症が唾液腺自体に形態的な異常が見られないためです。原因がわからないと根本的な治療ができないため、長く症状に苦しむ方も少なくありません。

東洋医学が捉える唾液過多症の原因

東洋医学

東洋医学には不通則痛(ふつうそくつう)という考えがあり、身体を流れる気・血・水の巡りが悪くなると身体に不調が現れます。体内を巡る経絡はこの気・血・水の通り道で、五臓(肝臓・心臓・肺・脾臓・腎臓)につながっています。つまり、五臓に異常が起こると気・血・水の巡りに影響を及ぼし、症状を発症するのです。

気血水

唾液過多症の場合、五臓のうちの「脾」「腎」の不調が原因と考えます。気・血・水を巡らせ、気の働きを補うのが脾の役目です。脾と関連のある器官は口で、必要な消化液の分泌を促す引き金となっています。

一方腎は、生命力の元となり、成長や発育、生殖に関わる臓腑です。気・血・水のうちの水の代謝機能にも大きな関わりを持ちます。唾液過多症は、脾と腎どちらのタイプの不調か正確に診断することが改善へのキーポイントです。

唾液の分泌を鍼灸でコントロール

鍼灸・施術

当店では施術前に必ず、東洋医学の伝統的なカウンセリング法である四診法(ししんほう)を行っています。四診法は施術者の五感を駆使しながら、全身の状態を診て診断するのが特徴です。これにより、脾と腎のどちらに不調が起こっているか正確に見極められるので、的確にアプローチすることができます。

唾液過多症に有効な鍼灸のツボ

東洋医学の鍼灸は、経絡上に点在するツボに鍼やお灸で刺激を与えて臓腑を活性化させる経絡治療がメインです。脾が主訴の場合、胃を温める中脘(ちゅうかん)や胃腸の機能を整える天枢(てんすう)足三里(あしさんり)、つわりにも効く裏内庭(うらないてい)などのツボを用います。

腎が主訴の場合は、喉の腫れや婦人科系疾患に効く照海(しょうかい)や血流を改善する湧泉(ゆうせん)、呼吸器系を整える列欠(れっけつ)、腎機能低下に効く万能ツボである腎兪(じんゆ)などが主なツボです。

臓腑の機能を改善する施術ため唾液過多症以外にも、肩こりや冷え性、生理痛といったその他の不調も合わせて快方に向かいます。これが、身体全体を診て体質自体を改善させる東洋医学の鍼灸の強みです。

唾液の機能低下は東洋医学の鍼灸で改善!

笑顔の女性

唾液過多症は唾液の量が気になってしまい、肉体的にも精神的にも負担がかかってしまう病気です。

唾液の分泌異常の原因は人により異なるため、正確な診断と的確なアプローチが早期改善のカギとなります。唾液の量や嚥下障害にお悩みの方は、ぜひ一度、東洋はり灸院までお気軽にご相談ください。東洋医学の鍼灸施術で唾液のトラブルを解消しましょう!

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