顔面神経麻痺について
顔面神経麻痺を発症すると口や目が動かしづらくなることから、目が閉じられずに乾いたり、飲食がしづらくなったりと生活に支障が出てしまいます。中にはコミュニケーションが上手くとれない、鏡を見るのがツラいなど、精神面が不安定になる方も少なくありません。しかし、顔面神経麻痺は決して珍しい病気ではなく、誰でも起こり得る可能性があります。
例えば、
- 水痘や帯状疱疹にかかったことがある
- 疲れやストレスが溜まっている
- 身体が凝っている
- 冷え性
これらにひとつでも当てはまるものがあれば、あなたも顔面神経麻痺予備軍です。
顔面神経麻痺は病院だと原因不明と言われることも多く、長年病気に悩まされる方もいらっしゃいます。しかし、顔面神経麻痺は東洋医学の鍼灸で改善が可能です。改善できないと諦めずに、ぜひ選択肢に東洋医学の伝統鍼灸を入れてください。ここでは、東洋医学の視点から顔面神経麻痺の原因や改善方法を解説していきます。
【動画解説】顔面神経麻痺の原因はコレ!
顔面神経麻痺を改善された男性へインタビュー
※施術効果には個人差があります。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺は、東洋医学と西洋医学で原因や考え方が異なります。まずは両者が考える原因を見ていきましょう。
西洋医学の場合
顔面神経麻痺の7割以上を占めるベル麻痺は、ウイルス感染が原因といわれています。そのため、免疫力が低下したときに発生しやすいといわれていますが、はっきりとした発症のメカニズムはまだ解明されていません。
東洋医学の場合
東洋医学では、顔面神経麻痺が起こる根本の原因を紐解いていきます。そもそも免疫力の低下はなぜ起こるのか、一人ひとりの身体の状態を見て考えるのが東洋医学の特徴です。つまり、顔が麻痺しているからといって顔面だけ見るのではなく、身体全体の問題として顔面神経麻痺と向き合っていきます。
東洋医学と西洋医学の違い
西洋医学の場合、麻痺に対してステロイドなどのホルモン剤や、抗ウイルス剤を使用します。これにより、軽度の麻痺であれば1ヶ月前後で回復する方が多いです。しかし、薬は副作用のリスクもあり、薬が合わない方は回復が見込めないケースもたくさんあります。
一方、東洋医学の場合は身体の機能向上により、顔面神経麻痺が起こりにくい身体をつくる施術を行います。薬などは一切使わず、人間が本来持つ自然治癒力を向上させる施術のため、身体に負担がかからず安心です。また、東洋医学は慢性症状の改善を得意としているため、長引く症状や再発をくり返す顔面神経麻痺にも効果を発揮します。
このように、顔面神経麻痺といっても種類や改善の選択肢はいくつもあります。西洋医学と東洋医学はどちらがいいかを決めるのではなく、ご自身の症状に合わせて改善方法を選択しましょう。どのように選べばいいかわからかいときは、当店までお気軽にご相談ください。
東洋医学の伝統鍼灸とは
東洋医学では経絡(けいらく)治療という伝統鍼灸の手技を用いた施術を行います。経絡治療とは、身体に張り巡らされた経絡と経穴(ツボ)に鍼灸でアプローチをして、五臓(肝・心・肺・脾・腎)の働きを活性化させる施術です。
これにより人間が持つ自然治癒力が向上するほか、身体を巡る「気・血・水」の流れを改善させることができます。身体を内側から整えるので全身の状態が良くなり、相対的に顔面神経麻痺の症状も良くなるというのが東洋医学の伝統鍼灸の強みです。当店では国家資格を持つ一流の鍼灸師が、五感を駆使しながら鍼灸を施し、お客様の症状を改善へと導きます。
東洋医学の鍼灸が顔面神経麻痺に効果的な4つの理由
ここからは、東洋医学の鍼灸が顔面神経麻痺に効果的な理由を4つご紹介します。
①気血の不足を補えるため
鍼灸は気・血・水の巡りを整える作用があります。これにより不足している気血を補い、巡りがよくなることで内臓の調子も良くなり、相対的に顔面神経麻痺の症状も改善されます。
②顔面神経の働きを回復させるため
ツボに鍼灸で刺激を与えることで、顔面神経の働きを活性化させることが可能です。顔面神経の働きが回復すると、正常に目や口を動かせるようになり、症状が緩和されます。
③自然治癒力を高めるため
経絡治療により臓腑が活性化されると、人が本来持っている自然治癒力を高めることができます。
顔面神経麻痺の方は、ほかにも生理不順や肌荒れ、花粉症、腱鞘炎になりやすいなどといった症状にお悩みの方が多いです。自然治癒力が高まって全身のバランスが整えば、顔面神経麻痺はもちろん、その他の不調も相対的に改善させることができます。
④血液循環が良くなるため
鍼灸で巡りが整えば、血流が良くなり筋肉の緊張が解消されます。筋肉がほぐれると表情筋なども動かしやすくなるため、症状も軽減されるでしょう。
顔面神経麻痺にオススメのツボ 2選
顔面神経麻痺といっても、麻痺の仕方や症状などは人によりさまざまです。そのため、当店では一人ひとりに合わせてオーダーメイドでツボを選定し、施術に用いています。ただし、顔面神経麻痺の施術によく使われるツボというのがいくつかあるのも事実です。
ここでは、ご自宅でお灸などのセルフケアをするときに役立つ、顔面神経麻痺に効くオススメのツボを2つ紹介します。覚えておいて損はないので、ぜひセルフケアの際に取り入れてみてください。
①四白(しはく)
人さし指と中指で目頭の下の溝にある骨の隆起部分を指に押し当てたとき、その指先が当たる場所が四白穴です。四白穴は顔面神経を支配する経穴であり、頭痛や顔面神経麻痺などの症状に効果的だといわれています。
②玉枕(ぎょくちん)
耳たぶの後ろにあるくぼみの中心が玉枕の目印です。自律神経を調整し、血行を改善する作用があるため、頭痛や肩こり、ストレスなどの特効ツボとされています。
おわりに
顔面神経麻痺の症状はツラいものですが、施術やケアをすることで改善が可能です。
当店ではお客様のお悩みを一緒に受け止め、適切な施術やアドバイスを提供することで不安や痛みを軽減させ、健やかな日常を取り戻すためのお手伝いをしております。
顔面神経麻痺の改善に向けて、お客様の健康と幸せを第一に考えて全力サポートしていきますので、一緒に頑張りましょう。