逆子について

逆子

逆子といわれても安心してください。鍼灸で改善することができます。

妊娠中は体調面も気持ち的にもナイーブな時期です。誰もがお腹の赤ちゃんに健やかに育ってほしいと願うことでしょう。そんな中、赤ちゃんが逆子だとわかったら、出産時のリスクなどを考え不安に思う方がほとんどだと思います。

逆子とは、本来胎児の頭が下にあるはずが、何らかの影響を受けて頭が下にきていない状態のことをいいます。逆子になると早産のリスクがあり、自然分娩だと難産になるリスクが高いので帝王切開になる場合がほとんどです。そのため、逆子とわかったらなるべく早く頭位に戻したいと思う方も多いでしょう。

東洋医学では鍼灸施術を用いて、逆子の約8090%を改善させることが可能です。身体に負担のかからない安全な施術なので、妊婦さんでも安心して受けることができます。ここでは東洋医学の視点から、逆子の原因や改善法について解説します。

【動画解説】逆子でお困りの方は鍼灸院へ

【対談動画】逆子や流産を乗り越え無事出産された女性

※施術効果には個人差があります。

東洋医学が捉える逆子の原因

妊娠

東洋医学には「陰陽(いんよう)」という考え方があります。これは太陽と月、男性と女性といったように、万物は対立した性質を持つ2つの要素に分けられるという考えです。

陰陽はどちらかに優劣があるわけではなく、両者のバランスが保たれていることが重要となります。胎児の身体を陰陽で例えるなら、頭が陽で足が陰です。東洋医学の伝統鍼灸では、この陰陽のバランスを整える施術を行い、逆子を改善へと導きます。

東洋医学の伝統鍼灸について

逆子治療東洋医学の伝統鍼灸では、経絡(けいらく)治療を用いて身体のバランスを整えていきます。経絡とはエネルギーの源である「」と血液である「」、水分代謝に欠かせない「」の通り道として身体中に張り巡らされているものです。

経絡治療は臓腑とつながりのある経穴(ツボ)を鍼灸で刺激し、五臓(肝・肺・心・脾・腎)にアプローチをかけて活性化させます。臓腑が元気になると経絡を通る「気・血・水」の巡りも改善され、全身のバランスが整うのです。

気血水

全身はひとつなぎにつながっているので、陰陽のバランスが整えば逆子はもちろん、その他の不調も併せて改善されます。これが東洋医学の伝統鍼灸の神髄なのです。

東洋医学の鍼灸が逆子改善に効果的な理由

鍼灸・施術

東洋医学の伝統鍼灸が逆子に有効なのは、以下の理由によるものです。代表的な鍼灸の5つの効果と併せて見ていきましょう。

①子宮周辺の血流改善

子宮

逆子は胎児が子宮内で上下逆さまの状態になっているため、その原因となる胎児の頭部が子宮の下部に位置していることが考えられます。伝統鍼灸による施術で子宮周辺の血流を促すと、胎児の頭部が上部に移動しやすくなるため、逆子改善にもつながります。

②自律神経の調整

からだ・男・女

自律神経の乱れも逆子の要因のひとつです。鍼灸で巡りを改善させ、自律神経の乱れを整えることで、子宮や胎児を正常な状態に戻す効果が期待されます。

③ホルモンバランスの調整

リラックス

逆子には、ホルモンバランスも関与しているといわれています。経絡治療により臓腑が活性化すると、ホルモンバランスも整うので逆子対策にも有効です。

④筋肉の緊張緩和

女性のカラダ

逆子は胎児の頭部が子宮の下部に位置しているため、子宮周辺の筋肉が緊張してしまいます。この状態は胎児にとっても望ましくはないため、子宮周りの緊張緩和が必要です。鍼灸は血流を改善して筋肉をほぐす作用があるので、子宮周りの筋緊張が緩和されることで、胎児の頭部が上部に移動しやすくなります。

⑤妊婦さん自身のリラックス効果

お灸

妊娠中は、妊婦さん本人がストレスなくリラックスした状態でいることが胎児のためにも大切です。鍼灸施術を受けると、刺激を受けた箇所から脳内のオピオイド系物質が分泌されます。オピオイド系物質にはリラックス効果があるため、鍼灸によって母子ともにリラックスした状態を保つことができます。

自宅でも試せる逆子にオススメのツボ

石丸院長・説明

逆子と一括りに言っても、母体や赤ちゃんの状態は人により異なります。当店での施術は、お客様の状態や妊娠週数に合わせて使用するツボを選定していますが、お灸はご自宅でもお試しいただけます。

セルフケアだけでも十分に効果はあるので、以下で逆子の特効ツボとされているツボを2つ厳選して紹介します。

①至陰(しいん)のツボ

至陰

「逆子のツボ」として知られる至陰は、足の小指にある有名なツボです。

このツボには、微かな熱感を伴うお灸を施すことが一般的です。至陰は体の下部に熱を引き下げる効果が期待できます。

②三陰交(さんいんこう)のツボ

三陰交のツボ

足首の内側のくぼみの中央に三陰交はあります。ホルモンバランスを整えて子宮の緊張を和らげる効果があるため、逆子改善も期待できます。

お灸のやり方と注意点

説明

なお、これらのツボに対するお灸の方法は、熱さを感じたら適度に温める程度にし、5分程度刺激を与えるようにします。

妊婦さんの場合は安全面に十分配慮し、専門の鍼灸師や医師に事前に相談することが重要です。また、火傷や感染症などのリスクを避けるために衛生面にも注意し、適切な方法でお灸を行うようにしましょう。

当店でもお灸やご自宅でできる簡単なストレッチ、生活習慣のアドバイスなど、逆子のセルフケア指導を行なっています。どんな些細なことでも構いませんので、お困り事がございましたらお気軽にご相談ください。

おわりに

妊娠

正常分娩をするためには、出産に向けて赤ちゃんの頭を下に向ける必要があるので、逆子といわれたら不安やストレスを感じてしまうこともあると思います。しかし、逆子は鍼灸で改善される可能性が十分にあります。鍼灸は母体や赤ちゃんに負担をかけずに、安全に施術を受けられるのが強みです。

私たちがお灸をすることで、子宮の収縮を調整し、胎児の動きを安定させることができます。また、お灸によって、母体の身体全体を整え、落ち着いた状態に導くことも可能です。出産まで安心して施術を受け、リラックスした状態で健康な赤ちゃんを迎えられるよう、私たちが全力でサポートいたします。

当院の技術は多くのメディアで紹介されています

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