伝統的な東洋医学について

通常、東洋医学と聞くと、鍼灸や漢方などを思い浮かべる方も多いと思います。東洋医学の中でも症状への適応範囲が広く、即効性が高い施術法は「鍼灸」です。
東洋はり灸院は他店とは違って、「本物の東洋医学=経絡治療(けいらくちりょう)」を実施しております。他の鍼灸院では、鍼灸業界で最高峰と称される経絡治療を用いた施術はほとんど実施していないでしょう。
具体的にどのような点が違うのか、こちらのページで説明いたしますので、ぜひご覧ください。
東洋医学による伝統的な鍼灸とは
鍼灸の世界は様々な流派で成り立っています。その中でも、鍼灸の最高峰と称される「経絡治療」は、東洋医学の知識を直に活かした伝統的な鍼灸です。
東洋医学は人類の歴史の結晶と言われており、長年に渡って人類が経験した経験の蓄積で成り立っています。例えば、以下のような経験を膨大な時間をかけて蓄積していきました。
- 「お腹が痛くて苦しんでいる人に、背中にお灸をしたら症状が改善された」
- 「腰が痛くて苦しんでいる人に、膝の裏に鍼を打ったら症状が改善された」
- 」子どもを産みにくい体の婦人に、足にお灸をしたら子どもが産まれた」
このような経験を蓄積して、自然の摂理と融合させ、体系化していきました。
そして、実際の施術法を確立するために、四診法(ししんほう)と呼ばれる、今でいうカウンセリング法ができました。
四診法とは
- 望診 : 視覚を通して症状をカウンセリングする方法
- 聞診 : 聴覚・嗅覚を通じて症状をカウンセリングする方法
- 問診 : 問いかけと応答により症状をカウンセリングする方法
- 切診 : 脈・腹を検査して症状を把握する方法
四診法と呼ばれるカウンセリングをもとに東洋医学の観点から判断し、施術に移っていきます。また、「経絡治療」では施術中に、「脈 」「お腹」 の変化を施術の度に確認することで、施術前と施術後の違いを把握しています。そして、症状が改善できる状態に整えて施術を終えます。この施術法が、真の東洋医学の鍼灸と称される「経絡治療」です。
しかし、現在この「経絡治療」を用いて施術できる鍼灸院は、鍼灸業界の全体で2%未満しか存在しないとされています。なぜなら、「経路治療」の知識、技術を習得する過程が難しく、膨大な努力と時間が必要だからです。
この難しいとされる「経路治療」は他店の鍼灸師から敬遠されており、マッサージ等の慰安行為や安易な鍼灸施術を行う方が多いです。
ほとんどの鍼灸院では、「脈」も「お腹」も検査しないで施術を行っています。こんな状態では、東洋医学の真の力を発揮できません。
東洋はり灸院は東洋医学の真骨頂で、最高峰の力を発揮する「経絡治療」一筋で施術を行ってきました。そのため、症状の改善率は非常に高い鍼灸院だと自負しております。
「鍼」と「お灸」を行うのであれば、人類の歴史の結晶の賜物である「経絡治療」で鍼灸を行ってこそ、お客様の悩みを解決できると確信しております。
東洋医学による鍼灸について
人体を「家」に例えてお話していきますね。長年悩まされてる方が多い肩こりや腰痛などの慢性痛や痛み止めが手放せない偏頭痛、生理痛、不妊症や女性に多い冷え性などがあります。他にも高血圧や花粉症、鼻炎などの症状、ドライアイ、足がつるなどあらゆる症状を抱えている状態を「家で火事が起きている」状態と設定します。
他店で行われている施術は、火事が起きているから炎を消すだけの作業に過ぎず、どうして火事(症状)が発生したかという根本的な原因を考えない施術がなされているために、症状の再発を繰り返したり、慢性的に症状として残存し、体内で症状として現れて襲い掛かってきます。
未病治(みびょうち)
一方、当店で行っている鍼灸は、東洋医学の根本理念の一つである「未病を治す(ちす)」という理念を元に施術を実践しています。病気になる前に病気を予防したり、病気になりにくい体を形成します。その結果、火事(病気)は起こらなくなるという仕組みとなっています。
病気になる前に施術をすることで、病気が起こらなくなるという東洋医学の考えこそ、「本物の鍼灸」であると確信しております。実際に東洋医学をもってすれば、風邪一つひかない体づくりも可能となってきます。
科学の世界では、今まで真実だと語られていたことが、「本日、新しい理論が発見されたことで、その事実は嘘になりました」 といった話もしばしば聞きます。しかし、本物の東洋医学は4000年前から現在まで不変です。
東洋はり灸院は、4000年前から現在まで不変であり、純粋な東洋医学一筋で施術を行っております。様々な症状で、長年薬を飲み続けて手放せなくなっている方でも、東洋医学専門の鍼灸であれば症状の改善に導けると確信しております。
当店は、病を抱えたお客様に対して情熱を持って施術をさせて頂き、本物の東洋医学で改善へ導くことを信念としております。また、お客様には東洋はり灸院の開業当初から信頼感を持って来店して頂いており、当店が選ばれ続けております。
鍼灸の適応例について
鍼灸施術で効果が有効である症状は、以下のものがあります。
【神経系疾患】
◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
【運動器系疾患】
関節炎・◎リウマチ・◎頸肩腕症候群・◎頸椎捻挫後遺症
◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)
胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
【代謝内分泌系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
上記疾患のうち「神経痛・リマウチ・頸肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症・五十肩・腰痛」は、日本国内において鍼灸の健康保険の適用が認められています。